奄美クジラ旅行記

2月11日から10日間、奄美諸島を転々と旅してきました。

特に日程は決めず天気と気分で奄美大島からフェリーを乗り継いで沖縄本島まで下り、2月末までに西表にたどり着けばいいかなという感じです。

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でもよく考えたらちょうどオリンピック真っ盛り!
でしたので、日本勢がそんなにもメダルを取って大いに沸いていたことはいざ知らず・・・
後で総集編を見て感動&ちょっぴり後悔しました。

さて、まずは2月11日
2か月過ごした実家の静岡を旅立ち成田空港からバニラエアで奄美大島へ。

実はこの一か月前にも一度同じ手段で奄美大島へ行く予定だったのですが寒波で新幹線が遅れ、飛行機に間に合わず痛い目にあいましたので、今回は3時間も早く家を出ました。幸か不幸か、全く問題なく着いてしまいましたが、今回の旅の第一目的はクジラと一緒に泳ぐ事!ってのを想像してワクワクしていたらすぐに時間は経ちました。

夕方、奄美空港に到着すると先に到着していた友人がお出迎えしてくれちゃって、宿も食事処もツアーの予約も全部やってくれちゃって大助かり~♪

翌日は7時出発なので早々に寝ました。

 

2月10日、曇時々晴 ちょいシケ
本当は早速ホエールスイムの予定でしたが、外海が荒れていたため内海でシュノーケリング。

古仁屋にあるボブマリンという名前からして個性的なショップのツアーに参加しました。

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10時出発と言われましたが、沢山遊びたくて相談したらなんと8時半に変更!
どんだけサービス良いんだ!?と思ったら、半日で5か所も周ってくれるし、イルカも見せてくれるし、割引してくれるし、イケメンだし~非の打ちどころが無い!!

風が強くてちょっと寒かったですが太陽が出ればポカポカ~な感じでした。

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ぼくドラえもん!?

まずはコバンザメうじゃうじゃポイント。

 

ここでなんとイルカが船に向かって大接近してきました!

ですのでイルカを追いかけつつ次のポイントへ~

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2つ目は珊瑚が浅いところまでびっしり完璧ポイント。

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3つ目は対岸にある加計呂麻島付近のツバメウオうじゃうじゃポイント。

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4つ目はハナゴイが乱舞するポイント

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いるはずの亀はいませんでしたが砂地も綺麗で癒されました。

5つ目はこれまたサンゴびっしりポイント。

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半日でもう胸いっぱいでした!

この日は古仁屋の昭和荘に宿泊。
思った以上のかなりクセのある面白い宿でした。

 

 

2月11日、晴時々曇 凪
いよいよホエールスイムです。
奄美スポーツクラブという奄美大島で一番大きなショップのツアーに参加しました。

小湊港を出てすぐにイルカの群れに遭遇。

これは幸先良いな~と思い、その後クジラも発見してかなり接近し、飛び込む寸前までいったのですが・・・ずっと泳ぎっぱなしで止まることがないクジラでしたのでスイムは断念。

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すぐそこに見えているのに・・・

クジラにしてみればゆっくり泳いでるのかもしれませんが、ひとかきで何十メートルも進んじゃいますからそりゃ見れたもんじゃありません。
見れることと、泳げることは全く別物なんだと思い知らされました。
が、まあ見ることさえできなかった日もあるってことですし、近くで見れただけでも十分迫力あってラッキーだと思いました。

この日の宿は名瀬近くの「やどかり」
耳は遠いがなかなか粋なおじいが出迎えてくれました。前日までは団体客で賑わっていたようですがこの日は他に誰もいなくて貸し切り状態。部屋も広々していてとっても過ごしやすかったです。

 

2月12日、快晴 ベタ凪
ホエールスイムにリベンジ
この日はダイブスピシーズというショップ。
天気も海況もこの時期には珍しくバッチリでスイム日和です。
前日に比べると小さな船ですがすごくアットホームな感じで、この船長ほまれさんのクジラに対する愛が犇々と伝わってきました。
水中マイクを水に入れると何頭ものクジラの鳴き声が聞こえてくるのでさらに期待が膨らみます。

この日もイルカの群れが現れ船と並走。

今回は水に入ってみました。

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やっぱりサッと逃げちゃいましたがはっきりと何十頭ものイルカが見えて大興奮です。

と、知り合いの船から連絡が入り急いで行ってみるとなんとも大胆に優雅に恐ろしいほどにクジラが大暴れしています。テールスラップというもの。

これ見た後に「はい、では泳いで近づいてみましょうか~」って!?・・・うん、ほんとビビったけど好奇心が勝ってガンガン泳いで近寄りました。

そして、とうとう!!

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一旦水中に潜り込んでしまいましたが、水深15mくらいのところで泳がずに止まってくれていたのでゆっくり撮影できました。

この鳴き声がたまらない!!

想像以上の感動です。
このワンチャンスだけでしたが、止まってくれたのは何かクジラが心許してくれたみたいであの感覚は一生忘れないと思いました。

 

 

2月13日、晴
友人はこの日で帰りましたので、ここからは一人旅。先日ツアーで加計呂麻島付近に連れていってもらいシュノーケリングしましたがやはり島内も周ってみたいと思いましたので奄美大島の古仁屋港から加計呂麻島の瀬相港に渡り西安室という集落の南龍という宿に泊まりました。

釣り好きのおっちゃんとかわいい猫が2匹でやってる宿です。

 

ここも他にはお客がいなくて貸し切り状態。
済々しますがさすがに一人じゃ寂しすぎます。
瀬相から西安室まで送ってくれたバスの運転手がやっている売店が近くにありましたので行ってみるとそこで宴会が始まっていましたので仲間に入れてもらい地元の方々と一杯やってきました。

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2月14日、快晴

朝起きて、集落の小さな港を散歩しているとなんとイルカの群れがピョコピョコと。
朝の8時頃からは町内スピーカーから松任谷由美の曲がいくつか流れてました。

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今日は目星をつけたビーチをできる限り周って泳ぐ!と決めたのでまずは瀬相に戻って車を借り、加計呂麻島の一番北の実久海岸に行きました。

泳いでみてビックリ!!

数十メートル泳いだだけでビッシリのサンゴが見えてきます。リーフエッジも近く、全部サンゴ。

 

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綺麗な砂地もあるしテーブルサンゴと枝サンゴのバランスも素晴らしいです。

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地形も複雑で通り抜けできるトンネルやドロップオフがあって、全て揃っちゃってる。

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一発目でこれは衝撃的でしたが、そのあと周った他のビーチもこんなんばっかで、ほんとビックリです。移動中の道も海に落ちそうなくらい近くを走ってますから綺麗で、見とれて本当に落ちそうになります。

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ちょうど緋寒桜が満開で、水辺にはアオサがいっぱいでとってもカラフルな光景が続いていました。

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またお洒落なビーチが多いし、温水シャワーやしっかりした更衣室が無料で使える場所もたくさんあってすごく良い島だと思いました。

 

もう何日かゆっくり滞在しようと思っていたのですが・・・
天気予報を見ると3日後の天気と海況がこの上なく良く、その後はまた荒れてくるということがわかりました。
奄美大島で昨日クジラと泳いだ時に徳之島では今、子連れのクジラがよく出ているということを聞きぜひとも見たい、いや願わくば泳ぎたいと思ってました。よく一度クジラと泳ぐと麻薬級の中毒になるっていいますが、まさしくソレです。
そこで全ての旅の日程をそこに合わせることにしました。
本当は喜界島にも行きたかったのですがパス。
そして加計呂麻→奄美大島→徳之島に渡るのは明日の朝一がBESTだってことになりその勢いのまま宿をとらずに港で車中泊しました。

 

2月15日
朝7時半に加計呂麻を出て奄美大島の古仁屋港へ。そして2時間後に古仁屋港から徳之島の平土野港へ。このちょうどいい便が一日おきにしか出ていないのでこの日にしました。古仁屋から車で2時間離れた名瀬港から徳之島の亀徳港への船は毎日出ているんですがね。

ちょうど徳之島にも友人がいまして、本当に助かりました。
車で買い物を済ませ宿へ。
この日の宿泊は「みなとや旅館」
ここのおじさんは本当に優しかったです。

 

2月16日、晴 ちょいシケ
友人に連れられて亀がたくさんいるポイントへ。

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ちょっと深いですが地形と砂地が綺麗であっちこっちに亀が泳いでいる亀ワールドでした。

この日は陸もいろいろ案内してもらって徳之島全体を把握することができました。

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2月17、快晴 ベタ凪
いよいよこの日がやってきました。
天気、海況、気持ち、全てをここに合わせましたのでベストコンデションです。
改めて最近の天気予報はすごいなあと感謝しました。

もちろんターゲットは親子クジラ。

今日はカムイ(海夢居)という陽気なおっちゃんとこれまたイケメンなお兄さんがいるショップです。徳之島でホエールスイムをやっているのはこのショップのみです。

港を出て1時間、北に向かいましたが静かすぎる海が広がるのみ・・・
そこで反転して南に向かうと、いました~しかも念願の親子クジラ!!

様子を見ながらいよいよエントリー

今日は他にもスイマーが沢山いて、しかもみんなロングフィンで武装してめっちゃ早そう!

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良い映像を撮るための秘訣は一番先頭を泳ぐことですので一たびクジラが見えると船上は一気に臨戦態勢になり静かなポジション争いが始まります。

運良く僕がいたポジションが最接近たところでGoサインがでました!
ラッキー!!
なるべく音を立てずに着水しあとは必死に泳ぐのみです。

僕はある程度近寄ったら一気に潜ることにしました。
一度潜ると上下の時間で上がってくる頃にはクジラからはそうとう離されて他のみんなからもかなり遠くなってもう追いつくことはできませんので一発勝負のカケですが、水中の方が安定して動画も撮れるし水面に比べて透明度も良いし、わりと近寄れるし光の見え方も良し!

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聞いていた通り親クジラは子クジラを自分の陰にかくそうと裏に持っていってしまうようですがその前にバッチリ撮れました。

一旦港に戻り昼休憩&ゲストの入れ替えをしました。
もちろん僕は午後も参戦です。
もう願いも叶っちゃいましたが、天気も海況も良くてただ海に出てさっきの親子クジラの余韻に浸っているだけでも気持ちいいと思い、コンビニでこっそりビールと氷を買って午後の船に乗り込みました。

午後のメンバーもかなりの武装スイマーです。
こりゃこのままじゃ勝てないな・・・
よし脱ごう!

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ってことで海パン一丁になりました。
ウエットスーツとウエイトを外してかなりの軽量化です。

ぶっちゃけ泳いでる時は必死すぎて寒さなんて全く感じないですし、時間は1回につき2~3分程度ですので気合でなんとかなります。

太陽もギラギラ味方してくれて船上でもそんなに寒くありませんでしたが、周りとの温度差はかなりありました。

午後はやはり親子くじらが微笑ましく泳いでいたあポイントへ。
すると今度は他のクジラが群れでいました。

かわるがわる潮を噴き上げ尾を見せつけ大迫力の4頭です。

休むことなく泳ぎ続けているのでなかなかエントリーできませんでしたが、先回りしてドンピシャ!
またまたポジションも悪くないです。

あとは同じくGoサインでがむしゃらに泳いで一発勝負で潜るのみ。

圧巻のクジラ艦隊をご覧ください。

港への帰路でもクジラが先導しているかのように港に向けてずっと泳いでくれましたので、クジラの潮吹き(鼻水!?)のシャワーを浴びながら船の先端でさっきまで熾烈な争いをしていたライバルスイマーたちと隠し持っていたビールで乾杯!

 

クジラの鼻水シブキが夕日に照らされて虹ができちゃったり、もう酔っぱらっちゃってるし、夢の世界でした。

クジラは予想以上に完璧にコンプリートしちゃいましたしこの後はお天気斜めということで翌日には徳之島を出ることにしました。
良いとこ取りですいませ~ん!

 

2月18日
友達が港まで送ってくれて10時頃に亀得出発。
最後まで見送ってくれて本当に感謝です。
次に見えてくる沖永良部島にも寄りたかったのですが、また与論島で友人が待っていたので今回はパスしてしまいました。
与論島の友達は14年ほど前に久米島のダイビングショップで一緒に働いていた同僚で、4年前に「あおいろクジラ」というショップをはじめていました。ちょうど開業したのも僕と同じ頃でしたが、久米島以来会ってなかったので久しぶりの再会でした。

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到着してすぐに1ダイブ~宮殿ポイントで与論ブルーに癒されました。

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身軽なスキンダイビングもいいけどやっぱりゆっくりスクーバダイビングもいい!

 

2月19日

天気はあまり良くないことを覚悟して、まあゆっくりこの友人と積もった話で酒が飲めればと思っていたのですが、ここでは予報に反してなかなかの良い天気♪
ついてます、ついてます!この旅はどこまでもついてます!!

朝から散歩にでかけると港ではセリがはじまり大量の魚やでっかいイカがゴロゴロしてました。

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ポカポカ島内観光して、午後はこの時期はあまり行けない沈潜ポイントでも難なくダイビングできました。

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この時も遠くではクジラの声が。

 

2月20日
これまで快調に来すぎて休む間もなく遊びすぎてかなり疲れが出てきましたので西表に戻ることにしました。友達夫婦とランチをした後、14時頃に出港し19時頃に那覇港に着きました。

ここでも知り合いと飲もうかと思っていたのですが体力の限界でした。そのまま宿でぐっすり・・・

2月21日
昼の飛行機で那覇から石垣に飛び、夕方に西表島に戻ってきました。

あっという間でしたが、一生の思い出になる旅になりました。

この時期にこの船のルート、かなりおススメです。
離れ行く島を見ながら、振り返ると次の島が徐々に大きくなってくる感じは船でしか味わえません。
沢山の島々はそれぞれ違った雰囲気ですし、海に入ればクジラの声が聞こえてきます。
時間がある方はぜひとも行ってみてください。

もちろん僕は来年も行くことにしました!

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クジラと泳ぎたい方、一緒に行きましょう!!